■SRIXON CX2.0とV3.0
ジュニアの選手(男の子)が使う新しいラケットを探していて、この数日、SRIXON(スリクソン)のラケットと格闘しています。
これまで、WilsonさんのProStaff97を(気に入って)使っていたのですが、やはり、315gなるラケットは
「重い!」
ストリングやグリップテープ張り上げで、340gに到達しそうな重量になるので・・・
単純なラリーでは、気にするコトは少ないですが、これが試合のラリーとなると一変します。
2度、3度と前後左右に振られたときに、体勢が大きく崩れた状態からリカバリーのための一打を放つには、315gのラケットは、いくら県トップジュニアで体格もあるとは言え、さすがに中学2年生の子には負担になる!という判断からです。
振り上げきれずに、ボールが短くなったり、或いは、クロスに引っ張ったつもりでも、引っ張りきれずにコート中央付近に着地する甘いボールになったりと、不利な状況を打開するコトが(今の時点では)すごく困難です。
・・・という訳で、好みや何やらで、色々ありましたが、最終的にターゲットとなったのが、
SRIXONさんのREVO CX2.0とREVO V3.0の2機種です。
意外にBabolatさんのPURE DRIVEを好きな子なので、パワーがあるREVO V3.0が良いのかな?と思いましたが、、新しいCXシリーズは、軽量化されているのに、そのデメリットがない!という点と、ボックス形状で、フレームに多少に撓り(しなり)があるので、オフセンターで打ったときの衝撃を和らげてくれそう!という点から、CX2.0を中心に試打を繰り返しています。
新しいラケットに変えるにあたって、、じゃあ、ストリングはどうするのか?、テンションはこれまでと同じで良いのか?といった問題点が当たり前のように浮上します。
厳密に言うと、ラケットのバランス(B.P:Balance Point)が意外に大きな問題なのですが、、ここでは置いておきますね。
●Wilson ProStaff 97
面:97平方インチ、重さ:315g、B.P:310mm
●SRIXON REVO CX2.0
面:98平方インチ、重さ:305g、B.P:310mm
●SRIXON REVO V3.0
面:100平方インチ、重さ:300g、B.P:320mm
REVO V3.0は、(私も)試打したところ、想像以上にフレームが硬い!?感じがしました。
また、フレームがラウンド形状なので、確かにパワーはあるのですが、320mmのバランスポイントのために、300g以上の重さを感じます。
そのため、バックハンドのスライスは、すごく打ち易いのですが、低いボールをトップスピンで持ち上げるのがシンドイです。
メーカーさんの売り文句としては、「低いボールでも面のホールド力で上げ易い」というコトなのですが、、確かに、回転量を抑えたドライブショットであれば、その感触はありましたが、走らされた状態のバックハンドで回転量の多いトップスピンを使って、アングルを狙うとか、ダウンザラインへのパッシングを狙うとか言う場合には、ラケットヘッドを加速させ難く、ボールが抜けてしまう!?感じです。
しかもラケットパワーは充分にあるので、この制御が難しいですね。
あ、、、バックハンドが両手打ちであれば、この話は問題になり難いのですが、、その子は、シングルハンドなので、重要な問題になってしまいます。
片手小手先でラケットを扱うには、V3.0はやはり(ーー;)ん?~~な感じでした(笑)ので、より取り回しのし易いCX2.0が一番候補かな・・・というコトで、CX2.0が試打の中心になっています。
プレイスタイルとしては、ストロークを中心としたオールラウンダーなので、好んでネットへも出ます。
・・・となると、片手で取り回しのし易い方が良いですし、、、もともと、新しいラケットを探すコトになったのは、ProStaff97が重いからなので、取り回しのキツいラケットを選ぶのは本末転倒ですしね~
パワーと言う点では、やはりV3.0の方に分があると思いますが、、CX2.0もそう非力ではありません。
スピン量と言う点においては、(打っているのを見ると)CX2.0の方が凄そうに見えます。
V3.0よりもフレームに撓り(しなり)があるので、スピンが掛け易そう。。。。ただ、これは、ストリングも大きく影響するところなので、一概にラケット性能だけでは決まらないのですが・・・・・
重量はCX2.0の方が少しだけ(平均5g)重たいのですが、トップライト設計になっているので、ある程度パワー負けせずに取り回しがし易いラケットを選ぶなら、CX2.0。
ドライブ系のショットを多用して、よりパワーのあるラケットを選ぶなら、V3.0と言ったところでしょうか。
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