■ストリングのゲージ

   
   

ストリングには、ゲージ(寸法=この場合は直径ですね)があります。

1.10mmから1.40mmなど、幅広く製品が発売されていて、同じストリングでも、1.25mm、1.30mm、1.35mmといったようにゲージが異なる製品があります。

たとえば、Babolat(バボラ)さんの製品で、SG SpiralTek(スパイラルテック)というナイロンストリングがあります。

1.25mmと1.30mmの2種類が販売されていますが、まず、下の写真を見てください。
(クリックすると新しいウィンドウで拡大表示されます)
strings_1

どちらが1.25mmのストリングか見分けがつきますか?

答えは↓↓↓こちら↓↓↓
strings_3

左側が1.25mmで右側が1.30mmです。

じっくりと見ると、「ん〜こっちかな〜?」くらいは分るかも知れませんが、ぱっと見、区別が付かないですよね。

張替えの時などに触っていても、「これ1.30mmだよ」と言われると信じてしまうかも・・・と思うくらいです。

マシンで引っ張ると細くなるので、もっと区別が付き難くなります。

普通、「1.25mmが切れ易くなったら、1.30mmを使う」というのが、まぁ、普通の考えで、、こんなに見分けが付き難いストリングなのだから、0.05mmの違いくらいは、「♪そんなのカンケー無え~♫」って感じです。

・・・なのですが、、実際は、1.30mmと1.25mmでは、すごく感触が異なります。

ストリングの種類によっては、もう、同じ製品だとは思えないくらい!

1.25mmゲージで、気持ちよくテニスをしていて、、「切れるのが少し早くなってきたから、1.30mmにするかぁ~」なんて気持ちで張り替えると、、、

「何だこれ~!?、、全っ然、飛ばな〜い!!!」ってことにも成りかねません。

まず、ゲージが太くなると、伸縮性能が弱くなりますので、ボールが飛ばなくなります。

当然、テンションを少し下げることになりますが、太くなることで、打球感はマイルドになるので、より打ち応え感が変わってきます。

もちろん、たわみ具合も変わってきますので、スピンのかかり具合にも違いが生まれます。

たった0.05mmの違いなのですが、結構いろいろな変化がありますね〜

 

ストリングを変える際には、テンションや張り方などを変えながら調整を行っていく必要がありますので、色々と相談してくださいね~

(^o^)丿

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