■適正テンション?
適正テンションなるモノがラケットに記されています。
例えば、Wilson ProStaff97だと、下の写真の記載です。
写真の記載を書き出してみました。
RECOMMENDED STRING FOR:
POWER: WILSON NXT POWER
CONTROL:WILSON NXT CONTROL
FEEL:WILSON HYBRIDS
REC.TENSION: 23-27kg/50-60lb
まぁ、こんな感じで書かれているので、「このラケットには、50 lb(エルビー:ポンド)以上で張る必要があるんだ」なんて思ってしまいます。
確かに、上限値の60lbは、ラケットの破損が関係するので守らないとイケませんが、下限値の50lbは、守る必要は全くありません。
ストリングの質の関係もあるので、自分が張りたいストリングを、使い易いテンションで張れば良いのです。
最近では、ポリエステル・ストリング(以下ポリ)を使うジュニアも増えました。
質も良くなり、使い易い製品が増えたことが要因の1つだとも思いますが、張っているテンションがかなり高いのは、とても気になります。
改良され、いくら使い易くなったとはいえ、やはり、ポリはポリです。
その伝わってくる衝撃や、短時間で飛びが悪くなってしまう性質などは、まだまだあります。
おまけに、最近のストリングマシンは、バネ式が主流だったひと昔前と変わって、かなり性能が向上しています。
張り手の技術は、さて置いたとしても、やはり、硬く仕上がり易くなっていますので、単純にひと昔前のテンションを鵜呑みにしてしまうと、テニスエルボーなどのケガの原因となってしまいます。
私的には、40lbの前半で張り上げても、かなりの硬さや衝撃を感じますので、ポリを50lbオーバーのテンションで張るなんて・・・
また、テンションが高いと、スピンのかかりも悪くなってしまうので、まぁ、あまり良い点はありません。
自分の力量を超えたテンションやストリングでは、テニスが上達するどころか、その逆の要因にもなってしまいますので、気をつけましょうね。
相談したいコトなどがありましたら、お気軽に声をかけてください。(^o^)/
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