■トップダウンとボトムアップ
一般の方は、あまり聞きなれない言葉だと思いますが、、日本語的に書くと「上から張る」と「下から張る」というコトですね。
●トップダウン
クロス(横)ストリングをラケット面の上部(ヘッド側)から下部(スロート側)へ向けて張っていくパターン。
●ボトムアップ
クロス(横)ストリングをラケット面の下部(スロート側)から上部(ヘッド側)へ向けて張っていくパターン。
どちらの張り方にもバリエーションがあり、難しい点もいくつもありますし、どちらかの張り方が優れているというワケでもありません。
(これらを扱うストリンガーのスキルレベルには大きく左右されてしまいますが・・・)
※この画像には大した意味はありません(^_^;)ゞ
改めて、この2つの張り方の違いによる打球感の違いを確認してみました。
試したラケットとストリングは、以下のとおりです。
ラケット: Babolat PURE DRIVE 2015(300g)
ストリング: Babolat RPM Team 125
テンション: 45Lbs
まず、基本的な要素として、クロス(横)は、後で張る側のテンションが高くなる!という点があります。
・・・ということは、、トップダウンで張ると、上部側に柔らかいスポットができるコトになります。
逆に、ボトムアップで張ると、上部側はカッチリとした仕上がりになることになり、トップダウンよりは、硬さを感じるようになります。
どちらが良くて、どちらが悪いというワケではなく、これも(プレイヤーの)好みの問題になります。
(※どちらもテンション操作をする場合がありますが、とりあえず、この話は置いておきます。m(_ _)m)
・・で、試した結果どうだったのか?と言いますと、、、
トップダウンで張った方は、やはり、トップ側が柔らかく、ボールを掴(つか)む感じが強いのですが、、掴む感じが強い分、弾きが弱い感じです。
飛ばしたければ、もう少しテンションを下げた方が良さそうです。
逆に、ボトムアップで張った方は、確かにトップ側がカッチリとしてはいますが、しっかりと弾き飛ばしてくれる感じです。
球持ちが悪いのか??というと、そこまですっとんで行くわけではなく、グリッピング(握り込み)に合わせた感じで離れてくれると言う感じです。
まぁ、もちろん、これはプレイヤーの感覚によるので、RPM Team 125のボトムアップ45Lbsを私が使った場合の話なんですが、、私より倍速いスイングスピードを持つ、うちの長男坊でも同じ意見でした。
スイングパワーやスピード、打ち方、何から何まで違う私と長男坊ですが、1つのだけ共通点があります。
それは、二人とも「ボールが飛んで欲しい」と思っている点なんですね。
・・・ですので、同じテンションでも、ボールを掴みたければトップダウンで!、弾きを求めるのであれば、ボトムアップで!というコトなんだと思います。
・・・ただ、最近、(またなんですが・・)改めて、「張り」の難しさを実感していて、いろいろと試行錯誤していました。
(その中で、幾つか再認識したこともあります_φ( ̄ー ̄ ) カキカキ )
プレイヤーそれぞれによって異なる、より良い打球感、より良い耐久性を実現できるように、、更なる高みに向けて、これからも精進×精進あるのみ!ですね。
o(`ω´ )o がんばるぞおぉ〜
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