■ストリングやガットを「張る」とは?
ストリングやガットを「張る」というのは、もちろん、ラケットにストリングやガットを通して、1本1本張力(テンション)をかけて、編み上げていくコトですよね。
ストリングマシンと、その手順が分かれば、(時間はかかっても)誰でも張り上げるコトができます。
ただ、残念ながら誰でも同じように張り上げるコトができるワケではなくて、張り手の持つ技術力によって、その仕上がりに色々な差が現れてしまいます。
私たちが加入しているJRSA(Japan Racket Stringers Association:日本ラケットストリンガーズ協会)には、以下の8つの良い張りについてのポイントがあります。
【良い張り上がり】の8つのポイント
① フレームに変形がない。
② ストリング1本ごとのテンションに、バラツキがない。
③ 指定のストリングパターンを守る。
④ ストリングとフレームに傷を付けない。
⑤ 適正なノットがなされている。
⑥ 目飛ばしやクロスオーバーがない。
⑦ 同一条件のもとで、同じ張り上げができる。
⑧ クロスストリングは揃えながら張り上げて行く。
なぁ~んだ!当たり前じゃん!
・・・と思いますか?
なかなかどうして、意外に難しい内容なんですね。
これを「簡単じゃん」と思う方は、相当なベテランか?、中途半端な素人か?というところでしょうか・・・
ただ、この8つのポイントをちゃんと守って張り上げたとしても、使用する人の意向に副えるかどうか?は、また別物です。
使用者(プレイヤー)の方と色々なお話をさせていただいて、採用するストリングを決めたり、テンションを探ったり、張りパターンを変更したりと、満足して頂くまでには、山あり谷ありの道のりです。
・・・ですので、1回で決まることは稀なことで、数回は試し張りをするコトが当たり前ですので、些細なことでも構いませんので、色々なお話を聞かせてください。
そこに何かしらのヒントがあるのかも知れませんので・・・ヽ(^o^)
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