■得意な所と不得意な所(1)

   
   

テニスの上手な人でも、まぁ発展途上の人でも、得意なところと、そうでないところがあると思います。

そうですね~~、、

「フォアハンドは得意だけど、バックハンドはちょっとね~~」

・・なんて話は、よくあるある大辞典なのではないでしょうか?

この違いは何なんでしょう?

よくよく見ていると、初心者の人でも、その差があります。

もちろん、最初は誰でも、フォアハンドの方がラケットを振り易くて、バックハンドが振り難い!というのが当たり前体操です。

ところが、プロでも、やはり、あります!得意不得意。

例えば、ロジャー・フェデラー。

フェデラー_バック

言わずと知れた、偉大なテニスプレイヤーですが、、よく、彼のバックハンドのコトがよく話のネタになります。

例えば、シングルバックハンド(片手打ちバックハンド)であるために、バックの高いところが苦手である。とかですね。

まぁ、片手打ちであれば、当たり前すぎる話なんですけどね(笑)

・・・でも、試合を見ていると、高い(私達だと高いと思う)打点でも素晴らしいショットを連発していますよね~~、、あれで、一体どこが苦手なんだ???って思うほどに。。。

少し昔にさかのぼって、、スペインの女子プロ選手に、「アランチャ・サンチェス・ビカリオ」という小柄ながら世界2位まで行った選手がいました。

彼女は、先ほどのフェデラーとは逆で、フォアハンドに難があると言われていた選手だったのですが、一度、生で彼女の試合を見る機会がありました。(in 有明コロシアム)

対戦相手は、アメリカの「エイミー・フレイジャー」というハードヒットストロークが持ち味の選手でした。

雑誌やTVとかでも普通にサンチェスのフォアハンドは取り上げられるので、私の中にもそのようなイメージが植えつけられていたのですが、、、

、、、ですがぁ~、、ホンモノを見た時には、声もありませんでした。

凄いスピードで飛び交うボール!

バックのクロスラリーから矢のようなボールがダウンザラインへ飛んで、(私の中では)「凄い!決まった!」と思うようなボールが、普通にクロス(フォアサイド)へ返球されて、また、膠着してバックハンドのラリーになる!

サンチェスのフォアは、バックハンドと比べると、スピンの量が多いので、「バックより山なりの軌道を描くからスピードが乗らないんだよね~」なんて偉そうに話をしていたですが、、一瞬で吹き飛びました(笑)

練習だけ見ていると、世界のグランドスラムで戦う彼ら彼女らは、私たちのように練習でポコぽこミスなんてしませんので、世界トップも100位も見分けがつきません。

・・・というような話を小島コーチとしていたのですが、、その時、小島コーチが話してくれたのは、、、

「そうですね~、、まぁ世界のトップ選手なんだから、出来ないコトってないですけど、、、」
「・・でも、スピンがかかり過ぎたりするのか、少しだけボールが短くなったんですよね。彼女のフォアは。」
「私たちからすれば、気にも留めないような短さなんですけど、世界のトップは、それを見逃してくれないですね」

この話を聞いてからは、TV観戦のときにも、ボールの着地地点を気にしてみるようになりましたが、、確かに、フェデラーにしろ、相手から攻め込まれるのは、彼の打ったボールが、少し(1mも無いかな・・)浅くなったりする時なんですよね。

もちろん、相手のボールが深く良いボールが飛んできて、その返球で自打球が浅くなるわけなんですが・・・、、

もう1つフェデラーのバックハンドには、回転軸となる右足が、定位置より50cmうしろなると、ミスが激増するという面白いデータがあるそうです。

まぁ、もうお分かりのとおり、ミスと言っても、私たちがしてしまうようなミスヒットではなくて、短いボールが増えるということなんでしょうね。

 

・・・おっとっと、今回書きたかったのは、プロの話はではなかったのに、、長くなってしまったので、続きは(その2)で。

(^_^;)ノ

 

 

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