■プレッシャーを制御する

   
   

■ミスの連鎖・・・にの続きを書く前に、、今日見ましたTV番組で放送されていた内容を備忘録的に書き残しておきたいと思います。

それは、タイトルにも書きましたように「プレッシャーをコントロールするには!」ですね。

人間の脳には、前頭前野と呼ばれる「ヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢」があります。(前頭前野は系統発生的にヒトで最もよく発達した脳部位であるとともに,個体発生的には最も遅く成熟する脳部位なんだそうです)

前頭前野

ゴルフのパッティングなど、人間にしかできないような動作を司っているのが、この前頭前野なんだそうです。

そのすぐ近くにある扁桃体と呼ばれる部位が、感情を司っているそうです。

認知科学者のシアン・バイロックさんの研究によると、ストレスやプレッシャーを受けると、この扁桃体の活動が活発になり、すぐ上にある前頭前野の活動を阻害してしまうそうです。

彼女は、もとはサッカーのゴールキーバーで、県代表チームの選抜にも掛かるほどの選手だったそうです。

ある日、彼女の試合を代表チームの監督が見に来ていたそうです。

それを知った彼女は、当然のごとく「監督が来ているのだから、しっかりとプレイしなければ・・・」と思ったのですが、普段なら取れるシュートが、腕をすり抜けて行き、ことごとくゴールを決められてしまったそうです。

その結果、代表チームには選ばれなかったとのことですが、このことがキッカケとなり彼女は、大学に進学し、このようなプレッシャーのかかった時に脳がどの様な働きをしているのかを研究し始めます。

そして、前頭前野と扁桃体の関係に目をつけ、研究を続けていく中で、ストレスやプレッシャーに強い人は、この前頭前野と扁桃体の間のやりとりをブロックしており、このブロック機能は訓練でできる様になるとのコトを突き止めます。

ある学校の生物のテストの前に、不安要素を紙に書き出すという実験を行ったそうです。

テスト直前に不安を紙に書き出したグループと、何もしないで座っていたグループの点数を比較したのですが、明らかに、紙に書き出したグループの点数が上となる結果が出ました。

実は、この手法を取っているのが、漫画ベイビーステップの主人公である丸尾栄一郎(エーちゃん)なんです。

ベイビーステップ35巻

エーちゃんは、試合の最中に、プレッシャーとなっている事柄をノートに書き出したり、その書き出した内容を頭の中では消しゴムで消すようなイメージ作業を行ったりしています。

最初漫画を読んだときは、「あ〜、良い方法だなぁ。。今度やってみようか」と思ったくらいだったのですが、認知科学のTV番組で同様の手法が放送されているのを見て、改めてビックリでした。

 

これは、試してみる価値120%ですよ〜!!

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