長男坊の遠征に付き添っていたので、長い間留守にしていました・・・・・
これは、その間にあったお話しです。
大変申し訳ないなぁ~と思いながら不在にしていたのですが、、
案の定、、
「ガットが切れました~、、どうしましょう???」というお電話があちらこちらから・・・
「xxxxxをxxxポンドで張っているので、申し訳ないけど、他所の店で張ってもらってね~」等と相談をすると、、、
「このストリングが無いって言うんですけど~どうしましょう??」という続きがあったして、ビックリしながらも、どうにか凌(しの)いでいました。
ストリンギング(張り)は、マシン(電動やコンピュータ制御のマシンではなくても)があって、多少の手順を覚えれば、誰でも張ることは出来ます。
しかしながら、当然ですが、その仕上がりの良し悪しは出ます。
残念ながら、「張り上がれば良い」というモノではありません。
自宅で、自分のラケットだけを張るホームストリンガーであれば、自分の好きなようにすれば良いと思います。
・・・ですが、ショップ(専門店も量販店も)では、お金をもらって「張り」をしている以上、それは、プロフェッショナルであるべきだと思います。
誤解の無いように書きますが、、
プロフェッショナルとは、「その時点で素晴らしい技術をもっていて、その技術の対価としてお金を頂く!」ものであるとは思っていません。
ストリングやラケットが年々変化&進化してきているワケですから、その時点では最高のモノであったとしても、半年後や1年後には更なる技術向上が求められる状況になっているかも知れません。
現時点でも、五万とあるラケットやストリングを、ユーザーの意向にどれだけ沿って仕上げるのか?というは、もの凄く困難な状況です。
・・・ですので、日々、情報を収集し、勉強や創意工夫で自らの張りの技術を向上させていく必要があると思います。
これが出来ている人が、プロフェッショナルと呼ばれるに相応しいのではないでしょうか?
話を戻しますが、、
他所のショップで張ってもらったラケットを見て、、すごくガッカリしました。
(タイトルには「ちょっと・・」と書きましたが・・・)
何故なら、その3本は、専門店で張られたラケットだったからです。
明らかに変形しているラケットや、本当に使う人のことを考えたのかな??と疑いたくなるようなストリング選択、後で張られたハズなのに、前に張られたストリングよりもテンションロスが大きくなっている仕上がり具合。
私の加盟しているJRSA(日本ラケットストリンガーズ協会)の大立目会長も、こう述べています。
「・・・・
ラケットの性能向上に伴うプレイの変化と選手の求めるパフォーマンスに対して、様々なストリング素材・形状・組み合わせが生まれ、ストリンギングの技術は非常に奥行きの深いものになっております。
・・・・・」
県域ユーザーのレベルは、当然ですが、初心者から上級者まで、もの凄くマチマチな状況です。
その煩雑なユーザー1人1人の曖昧な要望に沿って、日々ラケットを仕上げていくことは、想像以上に困難なことですが、、それに向き合って行かなければ、プロフェッショナル(専門)とは呼べません。
お客様の要望を理解して、仕上げる方向性を見出す、時には、その方向性を指し示す。
プレイヤーとストリンガーは、常に二人三脚で進んで行く必要があります。
(それにコーチが加わって、三人四脚になれれば、よりベターですね)
ストリンガー同士も、同志となって進んでいければ、より良いサービスをお客様に提供できると私は思うのですが・・・・・
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