■ダンロップ全国選抜九州地域予選

   
   

先日、沖縄県にて開催される唯一の九州大会、『ダンロップ全国選抜九州地域予選』がありました。

そこで、なんと、うちのショップを利用してくれている2人が素晴らしい成績を残しましたので、紹介したいと思います。

新聞にも掲載されていたので、まずはそちらを紹介しますね。

彼の使用するラケットとストリングは、以下の通りです。

【ラケット】
Babolat PURE AERO (WT:300g/BP:320mm/G:2)
※購入する際に、メーカー計量にて重さを合わせて購入しました。

【ストリング】
Babolat RPM Blast 125 (ポリエステル)
※今大会は44Lbs & 2本張り(トップダウン)にて張っていました。

【オーバーグリップ】
トーナドライグリップ

大会期間中は、ストリングを毎日張り替えて、常に新鮮な状態で試合に臨んでいました。

ポリエステルストリング(通称:ポリ)は、時間経過に伴ってその性能が劣化していくので、試合毎に張り替えるという事は、自分の発揮できるパフォーマンスを維持向上させることに直結します。

彼らとは、常日頃からこの様な話をしていますので、ストリングに対する考え方も確立されていて、その意識の高さが今回の結果を呼び込む1つの要因になったのだと思います。

試合を見ていると、ベースラインギリギリで落ちるボールも結構な数ありましたので、もし、ストリングが新鮮な状態でなければ、そのうちの何本かは、間違いなくアウトしていたでしょう。

ラケットのこともありますが、今大会の龍太郎には勝利の女神(はたまたドラゴンボールの神龍「シェンロン」か?)が付いていたようにも思います。

フルセットにもつれ込んだ試合が2試合ありましたが、調子の落ちてしまった第2セットを簡単に諦めずに、粘り強く試合を続けたことで、ファイナルセットは追い風をキチンと捕まえて、しっかりと勝ち切れたところが優勝までこぎ着けた要因だったと思いますが、「試合後にターニングポイントはどこだったか分かる?」というような話をしたところ、、、本人は夢中だったのか?あまり考えずにプレイしていたようで、ある意味、それらをサラりとやってのけた所が、勝利の追い風に乗っていたところなのでしょうね(笑)

うちの長男坊も毎朝の試合前練習に付き合ってくれて、彼の調子を上げるのに一役買ってくれたこともあり、バリバリに緊張しそうなところも、少しは緩和することが出来たかな・・・と思います。

 

そして、もう1人は女の子!

写真で見ると分かりませんが、とてもキャシャで可愛い小学5年生の女の子です。

見た目とは裏腹にとても負けん気が強く、今回の5位決定戦においても、これまで2敗している福岡の子に、強打を打ち込まれても打ち込まれても、粘りに粘って、逆転勝ちを成し遂げました。

2ndセットを 6-0 で取れたのが不思議なくらい、ファイナルセットでは、相手の強打に押されながらも前後左右に必死になって食らいついて返球し、チャンスとなったボールはしっかりとコースに打ち込んでいく姿がとても印象的でしたね~

インタビューでは「応援してくれた姉に勝利を報告できるのがうれしい」と答えていたようですが、、いやいやいや、正しくは『勝利を自慢できるのがうれしい』だよね~と、みんな喜んでいました(笑)

【ラケット】
Wilson BURN 100 ULS(WT:260g/BP:330mm/G:2)

【ストリング】
main : Wilson REVOLVE17/cross : Babolat SG SpiralTek130WH
※ハイブリッド仕様(縦ポリ+横ナイロン)で、今大会は42Lbsにて張っていました。

このラケットは、とても厄介なシロモノで、すぐに変形(膨らむ)を起こします。

しかもハイブリッドとなると、シェアードホール(縦糸と横糸が同じ穴を通る)があるので、張るのがとても難しいラケットと化してしまいます。

それらを回避するために、最後の縦糸(一番外側のストリング)は、横糸を回し込んで張っています。
(縦糸18本のうち16本はポリで、残り2本はナイロンになります)

 

今回、県外から来た選手のラケットも数本ですが、張り替えをしました。

彼らは、皆、シードとなっている選手達で、全員、ロールガットを持参して常に張り替えに備えており、U12やU14のジュニアと言えど、ストリングに対する意識が高いことが伺えました。

しかも、張り手(ストリンガー)をちゃんと選んでいるのにも感心させられました。

 

ダブルスもU14、U12男子は良い結果を残せたので、全体的には、沖縄勢の躍進が目立った良い大会だったと思います。

 

ただ・・・選手達の意識は高まって来ていますが、オフィシャルストリンガーを配置しようともしない運営側の意識の低さには、改めてガッカリさせられました。

折角の大会に思いっきり水を差していることに、いつになったら気が付くのでしょうね・・・

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