お待たせしました?。。。■ミスの連鎖・・・の続きです。
ミスを思い返したり、ミスによる不安を募らせたりすることによって、またミスをしてしまう!
まさに、ミスがミスを呼ぶわけです。
それでは、この負の連鎖をどうすれば断ち切ることができるのでしょうか?
「また(このショットを)失敗したらどうしよう・・・」
「負けたらどうしよう・・・」
「今日は、何かストリングが硬くなっているみたい!上手くショットが入らないのは、このせいだな・・・これじゃあ、負けても仕方がないか・・・」
「ミスを思い返す」ことも、「ミスによる不安を募らせる」ことも、「失敗した言い訳を考える」ことも、ミスする(した)ことを強く頭に思い描いているので、それは、「ミスのイメージ強化」をしているのと何ら変わりがない事になります。
当然、体はそのイメージに反応してミスを起こし易くなるわけです。
また、■プレッシャーを制御するでも書きましたように、不安やプレッシャーを抱えながらのプレイは、脳の運動を司る前頭前野が、感情を司る扁桃体の活動に邪魔をされてしまうので、より失敗を起こし易くなってしまいますが、、その不安要素を書き出すことで、プレッシャーや不安を軽減できることが分っています。
・・・要は、「ミス(失敗)したことを忘れてしまえば良い!」という事ですよね。
まぁ、そうは言っても、「忘れる」と言うことは、そう簡単ではありません。
先日ありました「マイケル・チャン」氏の講演会で彼が話していたことがとても良かったので、紹介しますね。
「テニスはミスをするスポーツ、ミスをするのは当り前」
「だから、ミスをした自分を許すことが大事」
言い換えれば、「ミスをすることは、誰(プロでもアマ)でも当たり前なんだから、ミスをすることを怖がってはいけないし、したことを(試合中に)後悔する必要はない!」と言うことですかね。。
試合中に「失敗したらどうしよう・・・」とか「負けたらどうしよう・・・」とか心配しているのは、、まだ起きてもいない未来のことに気持ち(集中力)を捕らわれている状況です。
・・・でも、試合中なんですよね。。。今は!
試合中にすべき事は、不確定な未来の出来事の心配ではありません。
「今、この状況で、自分に出来ることは何か?」
「どうすれば、この状況を打破できるのか?」
・・・と言った「今、成すべきことを考える」ことが重要なんです。
「何かをしようとすること」は、「トライ(挑戦)」することですから、当然、ミスというリスクが付いて回ります。
トライ(挑戦)にミス(失敗)は付き物です。
ミスを恐れて何もしないのではなく、ミスを覚悟で挑戦した自分を褒め称えましょう!
(あ、もちろん、失敗した場合は、その原因をキチンと認識して、次に改める姿勢が必要です)
ミスを恐れて、ただボールをコートの真ん中に返球して、ひたすら相手のミスを待つという行為は、=(イコール)自分の運命を相手に委(ゆだ)ねていることです。
自分の運命が相手次第だなんて、ものスゴク寂しいテニスに思えませんか?
自分の運命は、「失敗を恐れずに自分自身で切り開く!」。。。そう言う強い意志を持って、「今、自分は何をすべきなのか!?」を考え、実効する!
そして、成功しても失敗しても自分自身を褒め称える!といったプラスの連鎖に変えて行ければ、ミスは怖くなくなります。
最後に、、、
試合=試し合うと書きますよね、これは、練習で培った技術を試合でお互いに試し合うということです。
また、試合=Game(ゲーム)です。
ゲームなんです、、TVゲームと同じゲーム!
そのゲームに負けたからと言って、私たちの人生が終わるわけではありませんし、テニスを止めることにもなりません。
こんな風に考えていくと、思い切ったプレイをしない試合は、何かもったいないように思いませんか?
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