皆さんは、クリーンヒットなる打感を、何度感じた事がありますか?
私は、これまで30年近くテニスをしてきて、記憶にあるのは、わずか3度程です。
ここで言うクリーンヒットとは、もちろんスイートスポットでのヒッティングなのですが、、、加えて、スイングやインパクトのタイミングがドンぴしゃり合った時のことです。
この時の感覚は全くの別物です。
抵抗と言えるモノ全てがキレイさっぱり無くなったかのような感覚でボールを打ち出す事が出来る、スゴく不思議な感覚です。
チャンスボールを打つ時よりは、サービスリターンやパッシングショットなどの瞬間的な状況で起こり易いと思います。
私の場合も一度は、やはりサービスリターンでした。
その時のサーバーは、県内でも屈指のハードヒッターでしたが、ダブルスでアドコートに居た私のワイド方向(=私のバックハンド側)へ打ち込まれたフラットサーブを返球した時でした。
体がムリに動いたという感じではなくて、淀みなくとでも言いますか、、何かを考えている間もなく、、
「あっ!!」と思ったら、リターンが相手コートへ、それもキレイにセンターへ抜けて行きました。
打った私はもとより、試合を見ていた人達も、「え??何が起こった???」みたいな感じでした。
あれから、テニスは「力」では無い!ということに気が付き、脱力テニスをすることを心がけてきましたが、技術の質だけを比較しても、あの時よりは、年を取った今の方が、断然良い状態にあります。
もちろん、上級者になればなるほど、パワーは必須ですが、、力を込めて打つというコトではなくて、体中の力を淀みなくスムースに繋げることによって、パワーを発揮させるということですので、地力があればあるほど良いということです。
・・ですから、トレーニングや練習(ハードワーク)が必要になるワケです。
つい最近、うちの長男坊も、クリーンヒットを経験したようでした。
これもサービスリターンのときで、私がサービスを打っていたのですが、、、
1stサーブで、外へ逃げるスライスサーブを打ったときに、、あっさりと、フォアでクロスへ叩き返されました。
その時は、新しく使い始めたラケット(PURE DRIVE)の感触に感動していましたが、、あれは、見事なクリーンヒットリターンだったと思います。
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