「はい。分かってます!」
練習中に何か質問をすると、よく返答される言葉です。
たとえば、、サービスの練習をしているときに、、、ネットに引っ掛ける事があまりにも多いので、一言、、
「ロングフォルトしても、簡単にネットしないように!!!」 ・・・と声をかけるのですが、、次のショットでまたネット!
そして、一人だけではなくて、続けざまにみんなネット!!
┐(´д`)┌ やれやれ・・・
ストロークの練習でも、、「狙うのは深いクロスなんだから、高い軌道のボールを打つんだよね!!」と声をかけるも、、またまた、ネットに「ビシ!!」と激突。。。
まぁ、それで「本当に理解ってる???」と尋ねるのですが、、すると、帰ってくるのは先ほどの言葉。
「はい。大丈夫です。分かってます!」・・・なんです。
・・・確かに、みんな分っていると思います。
ただ、その「分っている」というコトにレベル差があるんですね。
頭では理解していても、それが「体に反映されていない」状態 = ネットする事を「心の底から嫌がっていない」状態
だから、ネットの繰り返しが「良くないコト」だと分ってはいても、ネットするコトが、まだまだ平気なんです。
「あ~、またネットしちゃった」というような軽い意識とでも言いますか・・・
この意識は、「もう2度とネットなんかするものか!!!」というような決心をした意識には程遠く、「ネットは良くないから、しないように努力しよ!」というような軽い心持なので、あれよあれよと「ネットを繰り返す」わけです。
打球がネットするその裏側には、必ずといって良いほど、「短いボール」があります。
そして、「短いボール」=「軌道の低いボール」であるコトがほとんどですので、そんなボールを打ち続けていれば、ネットする確率が高まるのは当たり前のことなのですが、短くても相手コートに入っていれば、点を失うことはないのであまり気に留めないというところなのでしょうね。
これは、レベルがそう高くない選手、あるいは、勝てていない選手の考え方です。
「短いボール」=「相手のチャンスボール」 これが意味することは分かりますよね。
短いボールは、相手に攻撃させるチャンスを与えてしまうというコトです。
負けた試合の後に選手と話をすると、、
「相手のボールが良かった」とか「強いボールを打たれた」、あるいは、「良いコースに決められた」というような話をよく聞きます。
そこに、「自分の打ったボールが甘かった(=短かった)から、、」という言葉はありません。
ラリーをしていて、相手のショットがより深かったり、角度が付いたりして、図らずも自分のボールが短くなってしまい、それをオープンコートに打たれたということなら話は分かりますが、、ラリーをしているボールが最初から短い状態では、相手が踏み込んで打ってくるのは当たり前。
沖縄の低いレベルでは、そんな短いボールでも、攻めることが出来ないプレイヤーが相手だから、短いボールの痛みに気が付かないのでしょうか・・・
まぁ、中には、「繋いでおけば、相手がミスをしてくれるから!」ということを平気で言う、意味不明な勘違い指導をしている親やコーチもいる様ですが・・・
ここで重要なのは、「繋ぐ」=「守る」では無い!というコトです。
このことに付いては、後日書きたいと思いますので、、今日は、この辺で。
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