適正テンションという言葉をよく聞くことがあると思います。
今回はネタは、その「適正テンションを守っていますか?」というお話をしたいと思います。
掲載した写真は、Wilson ProStaff 97 のスロート部の内側に記載されている事柄です。
適正ストリングと適正テンションについての記載事項ですね。
まぁ、適正ストリングは、無視しましょう。
そんなモノありませんから・・・(ストリングは、ラケットに合わせるのではなくて、プレイヤーに合わせるモノだからです)
もち、メーカーとしては、他社さんのストリングを掲載するワケには行きませんので、自社のモノしか掲載しないのは、当たり前ですよね。。。でも、「このラケットに最適なストリングは、コレなんだ・・・」と誤解してしまう人も少なくありません。
ただ、適正テンションについては、このラケットに関するコトなので、キチンと把握しておく必要があります。
この写真のProStaff 97の場合、以下のように記載されています。
REC. TENSION: 23-27kg / 50-60 lb
キログラムとポンドの両方で書かれていますのでポンド(lb)で話を進めますが、、、
ぱっと見、50ポンドから60ポンドの間で張った方がラケット性能が100%発揮するように見えますよね。
もちろん、適正テンションの高い方は、ラケットの破損が関係しますので、キチンと守る必要がありますが、60ポンドを超えるテンションで張ったからといって、すぐに破損してしまうというコトではありません。
反対に、低い方の50ポンドは、実は、これは、まったく無視して構わない数字です。
プレイヤーの好みで、30ポンドで張ったって構わないんです。
ProStaff 97は、意外にフレームが硬いので、低く張った方が扱いやすいと思います。
いつも50ポンドで張っているから・・・というコトで、50ポンドで張ってしまうと、まぁ、間違いなく使いに難い状態になりますね。。。もちろん、使用するストリングによりますが・・・
5ポンド以上落としても大丈夫かと思います。
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ProStaff 97は、打感が鈍いなどと言われる方がいらっしゃいますが、、どうやら、これは、キチンとストリングが張られていないコトが原因となっている様です。
最近のラケットは、フレームに色々な仕組みが施されているためか、普通にメイン(縦ストリング)とクロス(横ストリング)を同じテンションで張ると、変形(膨らんだり痩せたり)することが多いです。
ProStaff 97も、張るストリングによっては、縦横同一テンションで張ってしまうと痩せてしまいます。
そのため、ラケットの「しなり」や「たわみ」が上手く行われずに、鈍い打球感となってしまうのかも知れませんね。
そう感じている方がいらっしゃいましたら、一度、相談に来てください。( ´ ▽ ` )ノ
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